「HERO」再放送記念語り。
2012年1月19日 ドラマ コメント (2)今、何故か関東と関西で「HERO」再放送中でございます(人´∀`)
DVD持ってるのにわざわざ予約までして見ているんですが、関西の編集が最低最悪で(#・∀・)「え?このシーンをカットするの???」って糞編集をしてくれやがる。
なので、不完全燃焼になってしまい結局DVDを引っ張り出してしまう始末(´∀`;)
だって!!
3話では美鈴さんが剥いた林檎を芝山さんが嗤って「何だこれ?林檎か?耳じゃねぇんだからさ!!」と言うシーンが林檎を剥いてる所からバッサリカット!!有り得ない!!Σ(゚Д゚;)ただでさえこの回は久利生さんの珍しい黒星事件で、イマイチもやもやが残る話。その中での一服の清涼剤みたいなシーンなのに!なんて事しやがるんだ!!(# ゚Д゚)ゴルァ!!
で、4話では何と!冒頭の芝山さんが有名弁護士事務所から引き抜きの話が来て内心の喜びを隠し、トイレに行って「やった~~!!!」と叫ぶシーンの、トイレに行くまでがバッサリカット!!!いやいやいや。いきなりトイレから「やった~~!」って叫び声が聞こえて来るシュールな画を見せられましても。
何のこっちゃ分かるか~~~!!ヽ(# ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
いい加減にしろよ、関テレ!!ヽ(`Д´#)ノ
関東では耳の下りはちゃんと流れたらしいじゃん!どういう事?今まで何度かあった再放送も見てるけど、こんな糞編集は初めてだぜ!プンスカプン!
Σ(゚Д゚)ハッ 糞編集の噂を聞いた初見が再放送組にDVDBOXを買わせる罠か?もしかして?
しかし、しかし至る所がカットされててムキーとなるけれども何度見ても相変わらず面白い!!面白過ぎる。何もかもが気持ち良く嵌っていて、群像劇の見本のような上質なドラマだ。
タイトルが「HERO」なせいか木村くんが特撮ヒーローばりに大活躍するドラマだと思われがちなんですが、実は木村くん演じる久利生さんは主役という位置にはいるけれど、中心にずっとガッツリ存在している訳ではない。物語は終始久利生さんの事務官である雨宮の視点で進んで行くし、別の城西支部のメンバーが話の中心に来たりする。軸になる事件を担当しているのは久利生さんだから要所要所は締めるけれど、至って流動的なのだ。だからと言って話の流れがとっ散らかる訳ではない。これは簡単なようでいて、非常に難しい事だと思う。
視聴者は雨宮の視点で、雨宮と一緒に型破りな検事である久利生さんに出会い、戸惑い、振り回される。その一方で事件への鋭い着眼点や仕事への取り組み方にどんどん惹かれて行く。久利生さんは自分の事をほとんど語らない人だけど、その魅力は雨宮の視点を通して視聴者にバッチリ伝わって来る。だから、最後に転勤する久利生さんを前に涙する雨宮に視聴者も貰い泣きしちゃうのだ。
久利生さんのように、自分を語らない性格を掴めないタイプの人が主役ならば雨宮のような視点の存在が必要不可欠なんだよね。「空☆」の涼には優子が視点で存在していたように。逆に、元ちゃんみたく真っ直ぐで分かり易い人が主役ならば視点は本人である方が話も分かり易いのだ。そして「GL」における掴めない人は香田CPとなる。視聴者は元ちゃん目線で香田CPに出会い、ムカつきw、仕事への取り組みで段々見方が変わって行き、最後には尊敬となる。
月恋があんなに残念な事になったのは、視点が不在だったからってのも大きかったのかも。蓮さんもまた自分を語らない本心が掴めない人なのに、そんな彼の魅力を視聴者に分かり易く伝えてくれる存在が居ないかったのは致命的だった。真絵美は蓮さんとは腐れ縁なので「こんなヤツだけど彼の良さは私だけが知ってるのよね」臭をまき散らすだけまき散らして、肝心な魅力を教えてはくれないし、柚月ちゃんは蓮さんとはちっちゃな頃からの付き合いなので「こんな人だけど、本当は良い人なの。彼の良い所はアタシだけが知ってるの。初恋なんだもん(はぁと)」状態でやっぱり具体的に魅力を教えてくれない。唯一、視点になれる存在はドラマで蓮さんと初めて出会うシュウメイなんですが…まぁ色々とアレでして(´д`;)最後まで何処が良くて蓮さんに惹かれたんだか分からず終いだったと言うトホホな展開だったと言うorz
…Σ(・∀・;))ハッ
いかんいかん、月恋の事になるとどうしても当時の感情が色々と湧き上がって来て話が長くなる(´∀`;)
話を「HERO」に戻しますと。
このドラマの主役は城西支部の面々全員とも言える程、彼等の存在感は凄い。「キャラが立つ」のと「掴み」はドラマでは本当に大事なものだけど、その点もこのドラマは抜かりがない。彼等の性格と人間関係のおおよそな所を軽妙な台詞と表情で物語冒頭の10分程で視聴者に理解させたのだ。しかも、この間主役である久利生さんは声と足しか映ってないと来た(笑)なんとも斬新な始まり方でございました!ドラマに大事なこの二点をこんな短時間に両立させた時点で私は「このドラマは絶対面白い!」と確信したんだよね。でも、関西の再放送ではその肝心な冒頭だいぶカットしてやがったんだけど(# ゚Д゚)
特に被疑者を真ん中において美鈴と雨宮の会話の応酬がほんっとうに面白くて。被疑者がテニスの試合見てる人みたいに話してる方を交互に見てるのが何とも言えないw(HEROは少ない出番ながら被疑者がイチイチ個性的で印象的なのも大きな魅力)
それぞれのキャラが立ってて、それにブレが一切ないから本当にその役の人がドラマ前からずっとそこに存在してたかのような錯覚すら覚える程なんだよね。城西支部で繰り広げられる様々な会話は(多分かなりのアドリブもあったと思われますが)あまりに自然で台本の存在を感じさせない事もしばしば。
かと思えば、久利生さんと雨宮が旅館に泊まった時の遠藤と芝山さんのやり取りなんかはとっても舞台っぽいのよね。
バン!と扉を開けて
遠藤「それはやっちゃいますね!」
芝山「当たり前だ、やらなきゃ失礼だろう!」
遠藤&芝山「わはははははははは」
バン!と扉を締める
HTさんが城西支部のあのソファスペースを舞台っぽいと書いておりましたが、本当にそんな感じ(笑)
でも、それが不自然でなく存在している不思議w
これは、演者の力量も無いといけない。「HERO」の役者さん達はみんな達者で巧いんだよね。会話のテンポが凄く良いんだけど、それには「間」がね、非常に大事。間が悪いと一気にくだらなくなってしまうんだよ。ほら、餅つきの息が合わないと駄目なのと一緒。その息がこの上なく合ってるのもこのドラマの魅力。
見ててこんなに気持ちの良いドラマは本当に少ないと思う。
私の中での、そんな奇跡のドラマの中に木村くんの作品は「HERO」以外に「ロンバケ」「GL」「眠れる森」「GIFT」がある。これって凄いよなぁと思うと同時に、「GL」以降そういう作品が無いのが淋しいと思う気持ちがある。
また、いつか絶対にそういう作品に巡り会える事を祈って止まない。
…「HERO」は好き過ぎて語ると長くなってしまってすみません(´∀`;)
DVD持ってるのにわざわざ予約までして見ているんですが、関西の編集が最低最悪で(#・∀・)「え?このシーンをカットするの???」って糞編集をしてくれやがる。
なので、不完全燃焼になってしまい結局DVDを引っ張り出してしまう始末(´∀`;)
だって!!
3話では美鈴さんが剥いた林檎を芝山さんが嗤って「何だこれ?林檎か?耳じゃねぇんだからさ!!」と言うシーンが林檎を剥いてる所からバッサリカット!!有り得ない!!Σ(゚Д゚;)ただでさえこの回は久利生さんの珍しい黒星事件で、イマイチもやもやが残る話。その中での一服の清涼剤みたいなシーンなのに!なんて事しやがるんだ!!(# ゚Д゚)ゴルァ!!
で、4話では何と!冒頭の芝山さんが有名弁護士事務所から引き抜きの話が来て内心の喜びを隠し、トイレに行って「やった~~!!!」と叫ぶシーンの、トイレに行くまでがバッサリカット!!!いやいやいや。いきなりトイレから「やった~~!」って叫び声が聞こえて来るシュールな画を見せられましても。
何のこっちゃ分かるか~~~!!ヽ(# ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノ
いい加減にしろよ、関テレ!!ヽ(`Д´#)ノ
関東では耳の下りはちゃんと流れたらしいじゃん!どういう事?今まで何度かあった再放送も見てるけど、こんな糞編集は初めてだぜ!プンスカプン!
Σ(゚Д゚)ハッ 糞編集の噂を聞いた初見が再放送組にDVDBOXを買わせる罠か?もしかして?
しかし、しかし至る所がカットされててムキーとなるけれども何度見ても相変わらず面白い!!面白過ぎる。何もかもが気持ち良く嵌っていて、群像劇の見本のような上質なドラマだ。
タイトルが「HERO」なせいか木村くんが特撮ヒーローばりに大活躍するドラマだと思われがちなんですが、実は木村くん演じる久利生さんは主役という位置にはいるけれど、中心にずっとガッツリ存在している訳ではない。物語は終始久利生さんの事務官である雨宮の視点で進んで行くし、別の城西支部のメンバーが話の中心に来たりする。軸になる事件を担当しているのは久利生さんだから要所要所は締めるけれど、至って流動的なのだ。だからと言って話の流れがとっ散らかる訳ではない。これは簡単なようでいて、非常に難しい事だと思う。
視聴者は雨宮の視点で、雨宮と一緒に型破りな検事である久利生さんに出会い、戸惑い、振り回される。その一方で事件への鋭い着眼点や仕事への取り組み方にどんどん惹かれて行く。久利生さんは自分の事をほとんど語らない人だけど、その魅力は雨宮の視点を通して視聴者にバッチリ伝わって来る。だから、最後に転勤する久利生さんを前に涙する雨宮に視聴者も貰い泣きしちゃうのだ。
久利生さんのように、自分を語らない性格を掴めないタイプの人が主役ならば雨宮のような視点の存在が必要不可欠なんだよね。「空☆」の涼には優子が視点で存在していたように。逆に、元ちゃんみたく真っ直ぐで分かり易い人が主役ならば視点は本人である方が話も分かり易いのだ。そして「GL」における掴めない人は香田CPとなる。視聴者は元ちゃん目線で香田CPに出会い、ムカつきw、仕事への取り組みで段々見方が変わって行き、最後には尊敬となる。
月恋があんなに残念な事になったのは、視点が不在だったからってのも大きかったのかも。蓮さんもまた自分を語らない本心が掴めない人なのに、そんな彼の魅力を視聴者に分かり易く伝えてくれる存在が居ないかったのは致命的だった。真絵美は蓮さんとは腐れ縁なので「こんなヤツだけど彼の良さは私だけが知ってるのよね」臭をまき散らすだけまき散らして、肝心な魅力を教えてはくれないし、柚月ちゃんは蓮さんとはちっちゃな頃からの付き合いなので「こんな人だけど、本当は良い人なの。彼の良い所はアタシだけが知ってるの。初恋なんだもん(はぁと)」状態でやっぱり具体的に魅力を教えてくれない。唯一、視点になれる存在はドラマで蓮さんと初めて出会うシュウメイなんですが…まぁ色々とアレでして(´д`;)最後まで何処が良くて蓮さんに惹かれたんだか分からず終いだったと言うトホホな展開だったと言うorz
…Σ(・∀・;))ハッ
いかんいかん、月恋の事になるとどうしても当時の感情が色々と湧き上がって来て話が長くなる(´∀`;)
話を「HERO」に戻しますと。
このドラマの主役は城西支部の面々全員とも言える程、彼等の存在感は凄い。「キャラが立つ」のと「掴み」はドラマでは本当に大事なものだけど、その点もこのドラマは抜かりがない。彼等の性格と人間関係のおおよそな所を軽妙な台詞と表情で物語冒頭の10分程で視聴者に理解させたのだ。しかも、この間主役である久利生さんは声と足しか映ってないと来た(笑)なんとも斬新な始まり方でございました!ドラマに大事なこの二点をこんな短時間に両立させた時点で私は「このドラマは絶対面白い!」と確信したんだよね。でも、関西の再放送ではその肝心な冒頭だいぶカットしてやがったんだけど(# ゚Д゚)
特に被疑者を真ん中において美鈴と雨宮の会話の応酬がほんっとうに面白くて。被疑者がテニスの試合見てる人みたいに話してる方を交互に見てるのが何とも言えないw(HEROは少ない出番ながら被疑者がイチイチ個性的で印象的なのも大きな魅力)
それぞれのキャラが立ってて、それにブレが一切ないから本当にその役の人がドラマ前からずっとそこに存在してたかのような錯覚すら覚える程なんだよね。城西支部で繰り広げられる様々な会話は(多分かなりのアドリブもあったと思われますが)あまりに自然で台本の存在を感じさせない事もしばしば。
かと思えば、久利生さんと雨宮が旅館に泊まった時の遠藤と芝山さんのやり取りなんかはとっても舞台っぽいのよね。
バン!と扉を開けて
遠藤「それはやっちゃいますね!」
芝山「当たり前だ、やらなきゃ失礼だろう!」
遠藤&芝山「わはははははははは」
バン!と扉を締める
HTさんが城西支部のあのソファスペースを舞台っぽいと書いておりましたが、本当にそんな感じ(笑)
でも、それが不自然でなく存在している不思議w
これは、演者の力量も無いといけない。「HERO」の役者さん達はみんな達者で巧いんだよね。会話のテンポが凄く良いんだけど、それには「間」がね、非常に大事。間が悪いと一気にくだらなくなってしまうんだよ。ほら、餅つきの息が合わないと駄目なのと一緒。その息がこの上なく合ってるのもこのドラマの魅力。
見ててこんなに気持ちの良いドラマは本当に少ないと思う。
私の中での、そんな奇跡のドラマの中に木村くんの作品は「HERO」以外に「ロンバケ」「GL」「眠れる森」「GIFT」がある。これって凄いよなぁと思うと同時に、「GL」以降そういう作品が無いのが淋しいと思う気持ちがある。
また、いつか絶対にそういう作品に巡り会える事を祈って止まない。
…「HERO」は好き過ぎて語ると長くなってしまってすみません(´∀`;)
コメント
いやはや。相変わらず長文語らせたら世界一っすなw←
>バン!と扉を開けて
>遠藤「それはやっちゃいますね!」
>芝山「当たり前だ、やらなきゃ失礼だろう!」
>遠藤&芝山「わはははははははは」
>バン!と扉を締める
そうそう!!ここ凄い上手いよね!!
役者さんの息ぴったりでしかも演出がセンスいいからなせる技w
HEROは隅々まで職人ワザの冴える演出でございますよ。
>月恋があんなに残念な事になったのは、視点が不在だったからってのも大きかったのかも。
おおお!
そうか、そうだったのか!!まさに目からウロコざます。
蓮介の思わせぶりな行動で「ホントはどう思ってるの?」と視聴者をヤキモキさせた挙句。
...そのまま宙ぶらりんでほっぽかれたもんなー(´д`;)
毎回毎回イライラしたわ。
そうか。せめてシュウマイがもう少しアレなら(ry. いかんいかん。
ってことで、これからはもっと頻繁に更新するように←
褒め過ぎてもなんにも出ないわよ!プニュ ( ´∀`)σ) ゚ε゚)
>HEROは隅々まで職人ワザの冴える演出でございますよ。
分かる!「やっつけ仕事」な部分が一切ないのよね(人´∀`)
凄く細かい所まで拘って丁寧に作ってるのが、何度も何度も繰り返し見てたら良く分かる。でも、初見でも充分面白い。こういう「余裕」のある作品、最近少ないんだよねぇ…(´・ω・`)
そして月恋はほんっとうに色々残念な事で…(つД`)・゚・
木村くんのビジュアルや映像はほんっとうに綺麗だっただけに非常に残念。
HTさんが「何かが破綻してても突出し過ぎてても駄目」と言ってたけど、それってまさに月恋の事だよなぁと…。
次にあるお仕事はどんななのかしら…。願わくばそろそろ見ながら「なんじゃこの糞展開はぁぁぁああああ!!!」と激昂しなくて済む、普通にその世界観に没頭出来るような作品に出て欲しいものです…(´;ω;`)
>これからはもっと頻繁に更新するように
ぐあ!み、耳が痛い〜〜〜〜!!!Σ(・∀・;)
が、頑張ります!!